子供を大学へ行かせたい!奨学金のススメ

日本学生支援機構の奨学金に限らず、貸与形式の奨学金に採用になるには、ご両親や近親の方の協力が欠かせません。

返還時期に入るときの手続き

返還時期に入るときの手続き

返還時期に入るときの手続き

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奨学金の貸与が終了すると、その翌月から起算して6ヵ月が経過した時点から返還が始まります。

返還は、金融機関の口座からの自動引落し(引落しに使用する口座を「リレー口座」と呼びます)によって行われます。

3月終了の場合、翌月から6ヵ月後の10月の口座引き落とし日から返還が始まります。引落し日は毎月27日(この日が金融機関の休日の場合は翌営業日)です。

返還は割賦払いで、「月賦返還」または「月賦・半年賦併用返還」のいずれかになります。

この選択は、採用決定後の「返還誓約書」で選択してあります。

金融機関の窓口でリレー口座の加入手続きをし、その際の「預・貯金者控」を金融機関から受け取り、そのコピーを学校に提出します。

◆利率の選択と確定

話が少々ややこしくなってきましたが、ここで改めて日本学生支援機構の奨学金貸与利率がどこでどう決める・決まるのかを説明しておきます。

第1種奨学金は無利子ですが、それ以外は借り終わった時点から利息がかかってきます。

この利息の算定方法は「利率固定方式」または「利率見直し方式」の二者択一で、貸与契約の段階で指定するのは、通常のローン契約と変わりません。

借り終わった時点の金利が適用されます。

ところが、長期で高額のローンになると返済期間中に金利が変動し、借りた時期によって返済総額がかなり変わってしまうことが起こります。

これが「利率固定方式」と呼ばれている場合です。

この不公平を貸与者の責任で緩和しようとするのが「利率見直し方式」です。

金利のお話しでいうと前者が「固定金利」で後者が「変動金利」。

住宅ローンなどでご経験の保護者のみなさんもおられることでしょう。

返済期間中に金利が上がれば返済利率も上がり、下がれば返済利率も下がるのが見直し方式です。

見直しはおよそ5年ごとに行われていて、その時点の金利を反映することになります。

「ある程度の範囲で経済・金融の情勢を反映しますよ」ということで、インフレ気味の場合は固定方式が、低金利に振れている場合は見直し方式に軍配が上がります。

ただし、同機構の場合はその目的から、いずれを選択した場合でも上限を「3%」に制限しています。

ここ十数年のように限りなくゼロ金利に近い場合は、どちらでもさほどの差はでませんが、この先どう転ぶかは「神のみぞ知る」領域で、どちらがよいとは一概にオススメできません。

ちなみに、平成24年3月時点では固定方式が1.17%、見直し方式が0.4%でした。奨学生はその「神のみぞ知る領域」を採用の段階で決めなければなりません。

大学なら、4年先の金利を見越して選択しなければならないことになります。

世界の金融情勢が怪しい昨今、「そりゃないだろう!」はごもっとも。

大丈夫です! 利率の算定方式は借り終わる年度内、大学なら4年生になった段階で変更できます。

ただし、変更できる期限は年度ごとに決められるため、卒業年度の4月以降の早い時期に学校窓口で確認してください。

◆月賦か月賦半年賦併用か???

もう一つ、これまた採用時に選択する必要があるのが、月賦か月賦半年賦併用かの返済方法です。

返済シミュレータでも、双方の場合の返済額が表示されるので、参考にするとよいでしょう。

ただし、注意したいのは、支払い年数と支払い年額はどちらも変わりがない点です。

つまり、月賦半年賦併用返済を選択しても、年間の返済額は変わりません。

公務員あるいは外資系会社のように年俸制で賞与の支給が確実に期待できる職種で、返済総額が数百万になるといった場合は、シミュレーションの例にあるように、月々の負担を軽減する意味から半年賦を織り込むほうがベターかもしれません。

賞与が臨時ボーナス的な色彩を帯びる中小企業などでは、景気次第ではボーナスが出なくなるといった不安もあり、半年賦の返済時期に思わぬしわ寄せが来ることも考えられるので、月賦均等割りで毎月確実に返還していくほうがよいかもしれません。


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